メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS)は、2008年にコナミから発売されたPlayStation 3用ゲームソフト。 略称”MGS4”。 シリーズで6作目の”小島秀夫監督作品”であり、ストーリー的に正史シリーズの中核を構成する作品の一つとなっている。 アクションの幅が大きく拡張され、特に銃火器を使用する際の”TPS”のような操作性は 後の作品にも引き継がれており、メタルギアにおけるゲーム体験の転換点のような作品となっている。 ストーリー面においては、シリーズの第1作目から主人公を務めてきた”ソリッド・スネーク”の最後の戦いが描かれている。 過去の作品で提示された様々な謎がすべて解き明かされ、 MGS4をもってメタルギアサーガはひとつの区切りを迎えることとなった。
| タイトル | メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS) |
| 開発元 |
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| 発売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
| ゲームデザイン | 小島秀夫(監督、プロデュース) |
| 脚本 |
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| 美術 |
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| 音楽 |
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| ジャンル |
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| プレイ人数 |
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| プラットフォーム | PlayStation 3 |
| 発売日 |
パッケージ版[注]
ダウンロード版[注]
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| 対象年齢 | CERO:D(17才以上対象) |
| 公式サイト | https://www.konami.com/mg/archive/mgs4/jp/(2021年現在) |
| 前作 |
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| 次作 |
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2008年にPlayStation 3専用として発売されたゲームソフトで、 メタルギアシリーズにおける6作目の”小島秀夫監督作品(A HIDEO KOJIMA GAME)”。 登場キャラクター数、マップの広大さ、シナリオボリュームのすべてにおいて過去最大の規模を誇る大作。 特定の敵施設ではなく、他の勢力同士による戦闘が繰り広げられる”戦場”への潜入がコンセプトになっており、 絶えず状況が変化する流動的なゲームステージの臨場感が、グラフィック、サウンドの両面でダイナミックに演出されている。 またハードの進化によって得た、物体の質感を表現するグラフィック性能を活かし、 障害物の少ない場所でも環境に溶け込んで身を隠す『オクトカム』というカムフラージュ技術を ゲームデザインの軸にしている。 また、本作はメタルギアシリーズの第1作目『メタルギア(1987年発売)』から主人公を務めてきた ”ソリッド・スネーク”を軸とする物語の完結を描いている。 また同時に、これまでのシリーズで提示されていた様々な謎がすべて解き明かされる内容になっており、 MGS4はメタルギアサーガにひとつの区切りを与える、いわば”第一章”の完結編のような作品となっている。
本作ではこれまでのシリーズで確立されたゲームシステムの多くの継承しつつ、 銃火器を扱う際の操作方法が本作から一新されている。 いわゆる”TPS(サードパーソン・シューティング)”に近い操作性となり、 対象への照準や、移動を伴いながらの武器の取り回しが軽快に行えるようになっている。 また過去作では装備すると同時に視点が固定されていた スナイパーライフル、ミサイル類も他の武器と操作性が統一されている。 本作以降の作品でもこの操作性は引き継がれており、 MGS4はメタルギアシリーズのアクション面における”遊びやすさ”を飛躍的に向上させた転換点と言える。 それに加えて、本作では武器の種類が膨大に増え、さらに弾薬の確保もハードルが下がったため、 過去作に比べて敵を一掃することが容易となっている。 しかし『ストレスゲージ』という新しいシステムにより、 ただむやみに危険な状況に飛び込むことに対する主人公”スネーク”の嫌悪感が プレイヤーのゲーム体験にフィードバックされる仕掛けになっている。 その他、中腰のまま移動する『しゃがみ歩き』、ほふく状態で身体を転がすアクションや左右へのローリング、 過去作以上にコマンドが拡充された近接戦闘術”CQC”など、 ゲームステージにおけるアクションのバリエーションも豊富になっており、 またマップ上にも多くの潜入ルートが用意されているため、プレイヤーが目的を達成する上での選択肢が大幅に増えている。
ストーリー面では、過去のシリーズで親から子に受け継がれる『遺伝子(Gene)』、 言葉によって後世に意志を伝える『文化的遺伝子(Meme)』とその状況を規定する『時代(Scene)』をテーマとしていたのに対し、 本作では逆に”伝えることができないもの”として『感覚/意志(Sense)』がテーマとして掲げられている。 本作の主人公である老兵”オールド・スネーク”は、私情の多くを言葉にすることなく、 ただ自ら課した使命を果たすために傷だらけな身体を戦場に投じ続ける。 その姿には、遺伝子や言葉では伝えることのできない個人の感覚・意志(遺志)がもしその一端でも次の世代に受け継いでもらえるのだとしたら、 それは自身の生き様を見せつけ続けること以外に手段はないのかもしれないというメッセージが投影されている。 また、人間の感覚を”ナノマシン”で制御・統制しようとする『SOP(ソップ)』システムに支配された戦場と、 唯一自分自身の意志で戦いを続けるスネークの対比も、本作のテーマを強調させている。
世界の軍事力が民間軍事請負企業、通称”PMC”に大きく依存するようになった近未来。 前世紀から存在していたPMCが近年爆発的に普及した背景には、 米国防総省が推奨する戦場管理システム『SOP(ソップ)』の登場があった。 SOPは”ナノマシン”技術によって、兵士一人ひとりの精神状態に至るまでの細かな情報収集と制御を行う機能を持ち、 リアルタイムな戦場の制御を実現するものだった。 これにより、PMCによる”合理的で無駄のない軍事力”が争いを繰り広げる『代理戦争』が世界中に拡がった。 さらに、この雇われ者同士の戦争は巨大な利益を創出し、 今や戦争によって循環している世界経済は、軍事アナリストの間で『戦争経済』と呼ばれるに至っていた。
そんな時勢の中、軍を退役し、国連の補助機関でPMC査察の職務に就いていた”ロイ・キャンベル”は、 世界最大手5社とされるPMCを束ねるマザーカンパニーの統括者”リキッド・オセロット”が 武装蜂起を企てていることを察知する。 リキッドは戦火を拡大し、かつて”ビッグボス”が唱えた兵士の理想郷『アウターヘブン』を実現しようとしていた。 これを受け、キャンベルはかつての戦友であり、伝説の兵士として知られる”スネーク”のもとを訪れる。 各国政府が正義のもとに対処できないこの事態に際し、 キャンベルはスネークに、非正規のリキッド暗殺任務を依頼するのだった。
一方、かつて最強の兵士ビッグボスの体細胞クローンとして生み出された代償なのか、 スネークの肉体は原因不明の急激な老化現象に襲われていた。 身体機能の低下も著しく、余命は1年程度しかないと見られた。 しかしスネークはそれを知りながらも、キャンベルの依頼を引き受ける。 彼は若い世代を自分たちの因縁の戦いに巻き込んでしまったことに対する、強い贖罪の想いを抱えていた。 やがて、悲鳴を上げる肉体をマッスルスーツに包んだ老兵”オールド・スネーク”は、 因縁に終止符を打つべく、代理戦争の繰り広げられる戦場へと降り立つ。 スネーク最期の戦いが始まった。
人物名をクリックするとネタバレを多く含むページへと移動するため、ゲームを未プレイの方は要注意。
ゲーム本編における各『ACT』の出撃前ミッションブリーフィングのデモシーンを鑑賞するモード(『MISSION BRIEFING』)。 ACT2以降のブリーフィングはゲーム本編の中で流れるが、 ACT1のブリーフィングはこのモードから再生しないと鑑賞できないため注意。 本作に同梱されている『解説書』でも本編のプレイ前に鑑賞することが推奨されている。 ACT2以降のブリーフィングは本編で一度再生されたものが本モードに追加される。
ゲーム本編でアイテム『カメラ』を使用して撮影し HDDに保存した写真を閲覧できるモード。メニュー上の名前は『PHOTO ALBUM』。 写真に名前をつけたり、色彩を変更することも可能。
仮想空間で、武器の使用方法をはじめとした操作方法を練習するモード(『VIRTUAL RANGE』)。 過去のシリーズにあった『VRトレーニング』のようなゲーム性は用意されておらず、 純粋な操作練習用のモードとなっている。
MGS4のゲームシステムをベースとしたオンライン対戦モード。 シリーズで2作目の『メタルギア オンライン』となる。 通称”MGO2”。 MGS4に収録されている本体ソフトは『スターターパック』と呼ばれ、 後に3つの拡張パックが発売された。 MGS4の世界観を象徴する戦場管理システム『SOP(ソップ)』がゲームデザインに組み込まれており、 同作から多くのユニークキャラクターも参戦している。
すでにサービスが終了しており、2021年現在はプレイ不可能になっている。 そのため、サービス終了以降に発売されたMGS4のソフトではメニューから本コンテンツが削除されている。
その他、詳細は『メタルギア オンライン』のページを参照のこと。
本作の日本国内版ソフトにおけるキャストを掲載している。 なお、表記はゲーム中のクレジットに準拠しているが、 掲載順については便宜上一部入れ替えて掲載している。
掲載の都合上、一部ネタバレを含むため、ゲームを未プレイの方は要注意。
| 役名 | 声優 |
| モーションアクター | |
| オールド・スネーク | 大塚明夫 |
| 岡本良史 | |
| オタコン | 田中秀幸 |
| 川嶋秀明 | |
| サニー | 井上喜久子 |
| 鍋島靖代 | |
| ロイ・キャンベル | 青野武 |
| 久保隆 | |
| ドレビン | 藤原啓治 |
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| メリル・シルバーバーグ | 寺瀬今日子 |
| 平田絵里子 | |
| ジョニー (アキバ) | 福山潤 |
| 村松和輝 | |
| リキッド・オセロット | 銀河万丈 |
| 金澤大朗 | |
| ナオミ・ハンター | 鶴ひろみ |
| 相元晴名 | |
| 雷電 | 堀内賢雄 |
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| 美玲 | 桑島法子 |
| 菊地由美 | |
| エド | 飯塚昭三 |
| 堀田茂之 | |
| ジョナサン | 田中秀幸 |
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| ローズマリー | 井上喜久子 |
| 相元晴名 | |
| ラフィング・オクトパス | 相元晴名 |
| (同上) | |
| レイジング・レイブン | 菊地由美 |
| (同上) | |
| クライング・ウルフ | 平田絵里子 |
| (同上) | |
| スクリーミング・マンティス | 夕貴まお |
| (同上) | |
| ビースト | 飯塚昭三 |
| (音声のみ) | |
| リトル・ジョン | 川村悠椰 |
| (同上) | |
| 地元の少年 | 川村悠椰 |
| (クレジットなし) | |
| ミズーリクルー | 小島秀夫 |
| (同上) | |
| リトルグレイ | 小堀修一 |
| 森崎えいじ | |
| PMC指揮官 | 西嶋陽一 |
| (クレジットなし) | |
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| (クレジットなし) | |
| サイコ・マンティス | 曽我部和恭(ライブラリ出演) |
| (クレジットなし) | |
| オセロット | 山崎たくみ(ライブラリ出演) |
| (音声のみ) | |
| リボルバー・オセロット | 戸谷公次(ライブラリ出演) |
| (音声のみ) | |
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| (音声のみ) | |
| サイボーグ・忍者 | 塩沢兼人(ライブラリ出演) |
| (音声のみ) | |
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| (音声のみ) | |
| ヴァンプ | 塚本晋也 |
| 斉藤直樹 | |
| ビッグママ | 夏木マリ |
| 夕貴まお | |
| ビッグボス | 大塚周夫 |
| 大塚明夫 | |
| ゼロ | (クレジットなし) |
| 久保隆 |
なお声優について、一部キャラクターとは対応しない特殊な役がクレジットされているため、 以下に分けて掲載する。
| 役名 | 声優 |
| 天の声 | 小島秀夫 |
| 月光警告音声 | 戸田信子 |
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またモーションアクターについて、 一部キャラクター・声優との対応が難しい、あるいは不明瞭な役がクレジットされているため、 以下に分けて掲載する。
| 役名 | モーションアクター |
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| マリオネット操演 | 深沢拓朗 (パペットハウス) |
| キーボードタイピング | 高部邦夫 |
| ツーハンプリンセス振付&ダンス | yumi (MRAS ENTERTAINMENT) |
| CQCアクション | 毛利元貞 |
本作(MGS4)は”メタルギアソリッド”シリーズの正式なナンバリングタイトルである。 メタルギアシリーズ全体では6つ目の”小島秀夫監督作品(A HIDEO KOJIMA GAME)”として数えられ、 いわゆる正史シリーズの中核を構成する作品の一つとなっている。
前作『メタルギアソリッド3 スネークイーター(2004年発売/以下、MGS3)』で物語が過去に戻り、 その後に発売したスピンオフ作品『メタルギアソリッド ポータブル・オプス(2006年発売)』でも MGS3に近い時代が描かれたが、本作MGS4は2008年の発売時点で最も未来の時代を描いた作品となっている。 本作では、特に『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(2001年発売)』以降の作品で登場してきた 正史シリーズ全体に影を落とす様々な要素について、その真相がすべて明かされている。 これまで裏設定のように匂わせる程度に留まっていた事象や人間関係についても、その多くが明確化されている。 基本的に小島秀夫監督作品はシリーズ物でありながら 単独の作品としても完結しているという特徴を持っているが、 先述のような理由から本作MGS4はシリーズ中で最も”続編”であるという側面が強く、 過去作をプレイしていないと理解しづらい内容が多く含まれる。
また本作では同時に、メタルギアシリーズ第1作目の『メタルギア(1987年発売)』から主人公を務めてきた ”ソリッド・スネーク”を軸とした物語が完結する内容になっている。 次に発売された小島秀夫監督作品である 『メタルギアソリッド ピースウォーカー(2010年発売)』が 発売当時『メタルギア・サーガ 第二章』とプロモーションされたことからも分かる通り[注]、 MGS4はメタルギアサーガにおける”第一章”の完結編のような作品となっている。
本作で描かれる事件の詳細や他作品との時系列的な繋がりについては 用語事典の『ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』のページや 『正史シリーズの時系列と年表』のページ等で解説しているが、 シリーズをプレイしていない場合には重大なネタバレが含まれるため注意。
日本国内で発売されたゲームソフトのバリエーションを紹介。
通常パッケージの他に、特典が付属したスペシャルエディションや、 オリジナルカラーのPlayStation 3本体が同梱したプレミアムパックなども同時発売している。
ゲームソフトの他に、特典映像が収録された映像Blu-ray Disc(後述)が付属している限定版。 以下、ゲームディスクの内容は『通常パッケージ』と同じであるため、 プラットフォームとメディアは省略する。
特典の映像Blu-ray Discには、MGS4の制作終盤における ”小島秀夫”氏をはじめとした開発スタッフの仕事風景を取材した映像資料を ドキュメンタリー風に編集した、約36分のメイキング映像『小島秀夫の遺伝子(HIdeo Kojima's Gene)』が収録されている。 本作にボイスキャスト(声優)としても参加している映画監督”塚本晋也”氏がナレーションを務める。
前項で紹介している『スペシャルエディション』と オリジナルカラーのPlayStation 3本体(後述)が同梱した限定版。 以下、ゲームディスクの内容は『通常パッケージ』と同じであるため、 プラットフォームとメディアは省略する。
| 発売日 | 2008年6月12日[注] |
| 価格 | 49,334円/税込:51,800円(当時税率5%)[注] |
| 備考 | オリジナルカラーのPlayStation 3本体とともに、 スペシャルエディションの内容がスリーブケースも含めてそのまま収録されている。 |
同梱しているPlayStation 3は2007年に発売した『CECHH00シリーズ』で、HDDの容量は40GB。 この商品のモデルはガンメタリックカラーの特別仕様で『鋼-HAGANE-』という名前が付いており、 同一カラーのワイヤレスコントローラー『DUALSHOCK3』も付属。 本体には『METAL GEAR SOLID 4・LIMITED EDITION』の文字がプリントされている。
また、当時本商品をコナミの公式ショッピングサイト『コナミスタイル』で予約購入したユーザーには 追加特典として、『HORI社特製 DUALSHOCK3イルミネーション充電スタンド』の 『MGS4オリジナルカラー鋼-HAGANE-』モデルが付属した。
一般販売バージョンのPlayStation 3本体(後述)とMGS4のゲームソフト(通常パッケージ)がセットになった商品。 コナミではなくソニーが直接販売を行う商品である。 以下、プラットフォームとメディアは省略する。
セットになっているPlayStation 3本体は『CECHH00シリーズ』で、HDDの容量は40GB (前項で紹介しているプレミアムパックに同梱された本体と同型の一般販売バージョン)。 クリアブラック、セラミック・ホワイト、サテン・シルバーの3色が発売し、 それぞれ同一カラーのワイヤレスコントローラー『DUALSHOCK3』も付属。
2009年に本作の廉価版(PlayStation 3 the Best)が発売された。 以下、内容は『通常パッケージ』と同じであるため、 プラットフォームとメディアは省略する。
なお、2012年8月以降に出荷された同一商品は内容が変更されているため、 後項『トロフィー機能対応版』に分けて解説している。
2012年に発売した廉価版では、PlayStationの『トロフィー機能』への対応をはじめ、 いくつかの仕様変更が行われている(後述)。公式のプロモーションで『トロフィー機能対応版』と呼称される。 厳密には、前項『廉価版』で紹介している 『PlayStation 3 the Best』が2012年8月の出荷分から順次このバージョンに置き換わった形となっている。 以下、プラットフォームとメディアは省略する。
このバージョンで加えられた変更点は以下の通り。
なお、以前のバージョンのゲームソフトを持っているユーザー向けに、 上記の『トロフィー機能』、『一括インストール機能』を追加するためのパッチデータが 2012年8月6日から無料配信されている[注]。
また、2013年にメタルギアシリーズの25周年を記念して発売された以下のセット商品にも この『トロフィー機能対応版』が収録されている。
| 備考 | 複数の作品が2枚組ディスクで収録されているが、 『DISC 2』がMGS4の専用ディスクとなっている。 |
2014年に本作のダウンロード版が『PlayStation Store』で発売された。 内容は前項で紹介している『トロフィー機能対応版』と同じバージョンである。 以下、プラットフォームは省略する。
MGS4の発売と同年(2008年)、同作を含むそれまでのメタルギアの 正史シリーズ7作品のストーリーにおける 人物、用語、年表、人物相関図などといった各種設定データを閲覧できる PlayStation 3用のデータベースソフト『メタルギアソリッド4 データベース』が 『PlayStation Store』で無料配信された。 PS3にMGS4のゲーム本編のクリアデータがあると閲覧できるデータが増える仕掛けになっている。 なお2021年現在、すでに配信が終了している。
その他、詳細は『メタルギアソリッド4 データベース』のページを参照。
2009年にiOS(iPhone、iPod Touch)用アプリとして発売された ”メタルギアソリッド”のタッチシューティングゲーム。 MGS4のゲーム世界が題材となっており、 ステージ制のシューティングゲームをクリアしていくことで MGS4のストーリーを手軽に追体験できるような内容になっている。
その他、詳細は『メタルギアソリッド タッチ』のページを参照。
2010年に稼働開始したメタルギアのアーケードゲーム。全国のアミューズメント施設で展開された。 MGS4の世界観をモチーフにした3Dシューティングゲーム。独自の『ヘッドコントローラー』による立体視が特徴。 厳密には、本作に収録された『メタルギア オンライン(MGO2)』をベースとしている。 e-AMUSEMENTを利用したオンライン対戦にも対応していたが、2021年現在はすでにサービスが終了している。
その他、詳細は『メタルギア アーケード』のページを参照。
2008年当時、MGS4のゲームと同時発売された、”伊藤計劃”氏によるノベライズ作品。
MGS4のストーリーを追いかけつつ、 過去のゲームシリーズをプレイしていない読者にも メタルギアサーガの全体像が分かるような回想シーン等が多く盛り込まれている。 ”オタコン”を語り手とし、彼の主観から物語が描かれている構成も特徴的である。 スネークをはじめ、それまでのゲームシリーズに登場してきた多くの人物たちの意志・行動の意味について、 伊藤氏独自の視点・解釈によるひとつの答えが提示されている。 一部、ゲーム本編とは異なる独自の展開・演出を含んでいる。
また、2010年には本書の文庫版が発売している。 文庫版の巻末には”小島秀夫”氏による10ページに及ぶ解説が掲載されている。
公式サイト『メタルギアソリッドの真実』の 作品紹介ページより(2021-02-11現在)。 『共通』については、情報サイト『電撃オンライン』の 2008年2月29日の記事に 『全世界(日本、アジア、欧州、北米)で同時発売』と記述あり(2021-02-11現在)。
同作の公式サイトで公開された トレイラー『TACTICAL ESPIONAGE OPERATIONS』より。 なお、2021年現在は公式での視聴は不可能となっている。