アメリカ出身の女性で、米・国防総省の内勤データアナリスト。 後に心理学を専攻、心理カウンセラーとなり、米軍兵士の戦闘ストレスに対するカウンセリング業務に従事する。 通称”ローズ”。米軍兵士ジャック(=雷電)の恋人で、後に夫婦となる。 彼との間に一人息子ジョンを授かっている。 特にジャックに対して、隠し事をされると察するよりも不安を増幅させヒステリックを起こしやすい性格をしているようである。 その反面、他人の境遇について強く共感し、同じ立場に立って考えられる性格も持ち合わせている。 ちなみに本人に自覚はないようだが、料理の腕についてジャックは彼女の手料理よりも軍用レーションで過ごしたいといった発言をしている。
もともと彼女は闇の組織”愛国者達”のスパイであり、 ジャックへの接触と恋愛関係の構築は、彼らの指示による任務のためであった。 軍人としての彼女の立場もジャックを監視し、 愛国者達の計画(=S3)を推進するための偽りのものであった。 しかし、ジャックと過ごす日々の中で真に彼への恋心を抱いてしまい、 偽りの自分と本当の自分の狭間で葛藤しながら任務に従事することとなる。
S3の最終局面となった2009年の事件(ビッグシェル占拠事件)の際、 偽りのFOXHOUND隊員としてビッグシェルへと単身潜入した ジャックへのサポートスタッフとしてテロの鎮圧作戦へ参加。 事件を通してジャックが自らの真実と向き合うことになると同時に、ローズも彼に自身の秘密を告白。 当初は対立したがやがて和解し、互いの正体に向き合っていく決断をする。 作戦中、彼女はすでに自分がジャックとの子供(=ジョン)をお腹に宿していることも打ち明けている。
しかし2009年の事件のあともジャックは愛国者達の監視の目から逃れることはできなかった。 そこで彼女は、元米軍大佐ロイ・キャンベルの助言により ジョンと共に数年間、彼と偽りの家族を演じることになった。 真実はジャックにも伝えることができず彼を苦しませてしまったが、 彼が愛国者達との戦いを終えた後、 晴れて3人で家族として生きていくことになった。